空港保安検査員で5年働いた体験談

ビジネス

こんにちは忍です。

私は10年前の話ですが18歳の高校卒業後に大阪の保安検査員(手荷物検査をする人たち)の仕事に5年間ほど勤めていました。

そこで今回は私が空港で働いた体験談をお伝えして、今空港の保安検査員になろうと考えている方向けにお話しさせていただきます。

注意点としては10年ほど前の話になりますので多少変わっている部分もあると思いますが当時の現状をお伝えします。

忍

これからこの業界で働こうと考えている方は必見です。




結論:若いうちはいいが一生働くところではない!

空港を利用したことがある方は分かると思いますが警備員のイメージは結構ご年配の方がやっている印象がありますが私の働いていた空港は20代前半の方が大半でした。

理由としては早朝からの出勤と重い荷物をもったりすることにより腰に負担がかかる体力的な面が大きいと思います。

そしてみんな働きながら分かっていると思いますが一生働くところではないので離職率はかなり高いです。

私も特に目標はありませんが「このままここにいてはだめだ」という衝動にかられて退職しました。

今でもこの仕事に戻りたいか?と言われると絶対に働きたくありません。なので保安検査員で働くメリット、デメリットをお伝えしていきます!

メリット:寮暮らしのためお金が貯まる

会社によって違うと思いますが私の会社は空港近くに寮がありそこから出勤していました。

基本3から4人ほど共同で生活をして2人部屋でトイレ風呂リビングは共用で利用という感じでした。寮費も5000円ぐらいですのでかなりお金をかけずに過ごすことができます。

また寮での共同生活なので同期の子たちとは基本仲良く過ごすことができ、朝早い仕事ですが起こしてくれたりとプライベートはありませんが結構快適に過ごせます。

メリット:女性の従業員多め

空港の荷物を検査するのが仕事なので女性の荷物ももちろん検査します。そんな時にやはり男性の警備員より女性が対応したほうがクレームが起きないので女性の検査員は男性と女性で半々ぐらいいます。

なので職場恋愛が盛んにおこなわれるところになります。私自身も働いていた時の後輩と付き合ったりしました。

なので仕事はしんどいですが出会いがかなり豊富にありますし奇麗な先輩、かわいい後輩など恋愛を楽しむことができるので若い男性には特におすすめです!

デメリット:拘束時間の長さ

空港は朝早くからオープンして夜もかなり遅い時間まで営業しています。私が働いていたところは朝6時から営業になるので朝は4時台起きなどは多かったです。

なので朝が苦手な人は最初の方はかなりしんどい思いをすると思います。朝早く、閉まる時間が遅いとどうしても拘束時間は長くなってしまします。

私の場合は拘束14時間、実働9時間というシフトがメインでしたので5時間ほど休憩時間を取らなければなりませんでした。

朝の休憩が長い分では昼寝をして時間をつぶすことができますが夕方ぐらいのの時間は夕ご飯を食べるにしては早いし、かといって寝るのも微妙だったので結構持て余してました。

なので休憩時間はこの会社を辞めるつもりで資格の勉強をして転職に有利な資格習得を目指すよう勉強しておきましょう!

デメリット:賃金の安さ

警備会社全般に言えることだと思いますが基本的に賃金は安いです。

私は大阪で働いていましたが初任給は14万円ほどでした。寮費が安いので生活はできますし自分一人だけであれば生活はできますが家庭を持つ方にとってはかなり深刻な料金となっています。

もちろんボーナスが2か月分出るので何も贅沢をしなければ生活することは余裕ですが何か趣味をもつとかなり苦しい生活を強いられます。

なので入りたての時はひたすら貯金や投資をしていつでも辞めれる心のモチベーションを保ち仕事をしていきましょう!

デメリット:お客様ともめる

空港の手荷物検査は普通の警備と違い接客要素も兼ね備えてます。

一番いやだったのが○○空港で見つからなかった手荷物制限品(カッターなど)が出てきた時です。

手荷物は基本訓練を受けた人間がX線を使った機械で手荷物を検査しますが、私も実際手荷物検査をしたことがありますが慣れていてもカッター1つ見つけるのに苦労します。

お客様がどのように考えているのか分かりませんが所詮人間のやることなので多少のミスは起きますし機内持ち込み制限品に関しては事前に各空港会社のホームページなどで案内をしています。

私からすれは事前に案内していた制限品を持ってきて何様のつもりだと心の中で思いながら対応をしていました。

なので基本クレームを受ける仕事だと思って対応をした方がいいですし、私のように顔で笑って心ではめちゃくちゃいう感じで心に余裕を持つようにしましょう。

デメリット:有休や体調不慮の休みがとれない

基本離職率の高い仕事になるので人は全然足りていません。なので有休は基本とれないものだと思った方がいいです。

急な体調不良でも警備の仕事は必要最低人数で回してますので急に休むことはできません。なので熱が出ている人でも冷えピタとかをして頑張って仕事をしていました。

私もある時かなりの胃の激痛が起こり会社を休もうとしましたが、「とりあえず朝だけでも出勤して」と言われたことがありますのでもしこの業界で仕事をしたい方は体調管理を徹底したほうがいいと思います。

ちなみに連休もあまりとれない会社になるので旅行などは新人が入ってある程度育った6月ぐらいが有休などとれて行きやすくなると思います。

6月はボーナス月にもなるので6月まで働く人間はおおいので旅行行くなら6月と考えていいでしょう!

まとめ

かなりデメリットの多い職業となりますが私が感じた、経験したことは10年前なのでいくらかはよくなっているかもしれません。

基本的には体力勝負な業界ですので豊富な休憩時間中に資格勉強などの自己投資を頑張りいつでも辞めれる準備をしていた方がいいと私はあの時の自分に言いたいです。

今空港の保安検査員を受けようと考えている方は長い目で仕事をすることを考えず何か別の目標達成の土台として考え、貯金をできるだけしてこの業界を一日でも早く抜け出せるようにしておいた方が精神的にも安定しますので自己投資をしっかりと積んでおきましょう!




 

コメント

  1. yama より:

    shinobu様

    こんばんは。空港保安の業務を受け持っている会社の人間です。
    当社は従業員検査場をメインにしていてshinobuさんが感じられた業務感とはかなり異なる印象を受けます。
    もし資格をお持ちであったり、再度空港保安に興味があれば是非とも当社で働いて頂けないでしょうか?

    • shinobu より:

      yama様
      コメントありがとうございます。私自身もう10年以上前なので仕事内容も変化していると思いますが現状では保安検査員の待遇も良くなっているのであればうれしい限りではありますが私自身はもうこの業界とはかかわりたくないです。

  2. yama より:

    御返信ありがとうございます。
    そうですね10年前とは大幅に変わっておりますし働き方に関しては一般旅客では無いので随分勝手が違うと思います!
    不躾な投稿本当に申し訳ありませんでした。ありがとうございます!

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